2021-10-28
秋はなぜ食欲が増すのか?
10月の半ばを過ぎてから肌寒くなってきました。日中はまだ暑いこともありますが、日が落ちるのも早くなり本格的な秋を感じてきた今日この頃です。
秋は「食欲の秋」とも言われますが、今回は秋の食欲増加の理由についてまとめてみました。
「食欲の秋」と呼ばれる理由は諸説あります。
①美味しい食材が出回る説
「実りの秋」と言われるように果物や穀物など様々な食材が旬を迎えるため、美味しい食材がたくさん出回ることで食欲が増す。
②夏バテが解消する説
夏バテの特徴として食欲不振や疲労などが挙げられ、その夏が終わると気温が一変して涼しくなり、失われていた食欲が戻ることで食欲が増す。
③基礎代謝が上がる説
気温が低くなると体温を維持しようと基礎代謝が上がり、その分たくさんのエネルギーを消費するため、失ったエネルギーを補おうとすることで食欲が増す。
④冬に備えて栄養を蓄える説
厳しい冬の寒さを乗り越えるために、栄養やエネルギーを体に蓄える必要があるため食欲が増す。
⑤セロトニンが関係している説
食欲の抑制に関わる脳内の神経伝達物質セロトニンは、日照時間が短い秋に分泌が減少するため、セロトニンの分泌が減ると食欲が増す。
秋は美味しい食材が揃うため、気を抜くと食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。低カロリーのものや美味しいものを少量ずつ食べるなど、腹八分目を心掛けながら秋の実りを楽しみましょう。
言語聴覚士 ST