2021-12-03
冬に注意したい高齢者の健康管理
12月に入り朝夕の冷え込みが厳しくなり、空気も一段と乾燥してきました。
冬はインフルエンザや乾燥対策など、健康管理が欠かせない時期です。
そこで今回は、冬に注意したい高齢者の健康管理についてまとめてみました。
➀室内の温度を50~60%に保つ
暖房を使うと室内の空気が乾燥することがあるので、インフルエンザをはじめ感染症の原因となるウイルスや細菌が浮遊しやすくなるため、加湿器や
濡らしたタオルをかけ、適切な湿度を保ちましょう。
➁マスクを習慣にする
高齢者は口の周りの筋肉が弱まっているので口元が緩みがちです。家の中でもマスクをしておくとウイルスの侵入を防ぐことができ、口腔内にも潤いを
与えてくれます。
➂できるだけ入浴する
ぬるめのお湯でゆっくり浸かったほうが身体を温める効果は高く、こわばった関節が柔らかくなり、身体の痛みも和らぎ睡眠の質も高まります。
➃水分とタンパク質を意識してしっかり摂る
高齢者が健康を保つためには1日1500mlの水分が必要とされています。
また、高齢者に多い「低栄養」はタンパク質不足の状態であり、免疫力が低下してインフルエンザをはじめ、いろいろな病気にかかりやすくなるので食
事を積極的に摂るようにしましょう。
これからも日を追うごとに寒さが強くなってきますので、寒さ対策を今一度見直してみましょう。
言語聴覚士 ST