2021-04-06
春に眠気を感じるのは何故?
「春眠暁を覚えず」という漢詩があるように、春になり暖かくなるにしたがって、あくびが頻繁に出たり、目覚めが悪かったり、日中にウトウトする人も多いのではないでしょうか?
今回は眠気の原因と対策について説明していきたいと思います。
眠気の原因
➀自律神経の乱れ
春は1年のうちで寒暖差が大きく、気温の変化に対応するため、「交感神経」優位(緊張状態) が続きやすくなります。
この状態が続くと、疲れがたまりやすい、寝つきが悪くなるなどの症状があらわれ自律神経が乱れやすくなります。
➁副交感神経が優位になる
起きている時は自律神経が「交感神経」優位(緊張状態)ですが、暖かくなると、「副交感神経」優位(リラックス状態)に切り替わるため、眠くなってしまいます。
➂ビタミンB群が不足してしまう
暖かくなると、身体の働きが活発になり、冬以上に身体のエネルギーを消費してしまいます。
ビタミンBはエネルギー変換に使われるため、ビタミンB群が不足することにより眠くなってしまいます。
眠気の対策
➀昼寝をする
可能であれば、短時間の昼寝をするのが一番おすすめの方法です。
昼寝の適切な時間は、15分~30分と言われています。昼寝の目的は短時間で浅い眠りをすることです。30分を超えると深い眠りに入るため、逆に目覚めが悪くなるので注意が必要です。
➁コーヒー等のカフェインを摂取する
カフェインは脳を覚醒させる効果があります。カフェイン効果は20分~30分後に効果が出ると言われています。
コーヒーを飲むタイミングは体内にカフェインがない状態で眠気を感じる前に飲んでおくのが良いとされています。
➂ビタミンB群を摂取する
ビタミンB群を摂取できる代表格は豚肉です。
普段は牛肉や鶏肉を使うところを、あえて豚肉に変えてみるのも一つの手です。
また、玄米などの雑穀もビタミンBを豊富に含んでおり、ご飯に雑穀を混ぜるのも良いかと思います。
➃朝陽を浴びる
朝陽を浴びると、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌が抑えられるため、元気に行動を開始することができます。
メラトニンは分泌が抑えられてから14時間から15時間後には再度分泌され始めるため、夜になると自然と眠くなり、不眠に悩むこともなくなります。
主に眠くなる原因は、自立神経の乱れからくるものです。
季節による影響は避けられませんので、日常の過ごし方を工夫することによって自律神経を整え、春を楽しく過ごしましょう。