2021-01-18
干支から2021年を予想する
新年も半月が過ぎ、正月気分が抜けたところではないかと思います。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により、想像していたものとは全く別の1年を過ごすこととなりました。今年はどんな年になるのか気になるところです。
今回は「干支」から2021年を予想してみました。
ちなみに2021年の干支は「辛丑(かのとうし)」になります。
干支というと、一般的には「十二支」を思い浮かべる方が多いと思います。
本来は、10種類の「十干」と、12種類の「十二支」を組み合わせた合計60種類を、「干支」と言います。
十干・・・甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
十二支・・・子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥
干支は、「陰陽五行思想」の影響を強く受けています。
陰陽五行思想・・・世の中のすべては「木、火、土、金、水」の5つの元素に分類され、それぞれに「陰」と「陽」が存在するというもの。
陰陽五行思想から2021年の干支「辛丑」について詳しく調べると、
辛・・・植物が枯れて新しい世代が生まれようとする状態。辛は「金の陰」に分類される。
丑・・・芽が種子の中に生じてまだ伸びることができない状態。丑は「土」に分類される。
「辛丑」の関係性は陰陽五行思想において、「土生金」と呼ばれる「相性」にあたります。
相性・・・相手の力を生かし強め合う関係
東洋思想において干支は、未来に起きる出来事を知るために生み出された暦のシステムとされています。
そこで、「辛丑」と「相性」の関係性から2021年を予想すると、
「辛い事が多いだけ、大きな希望が芽生える年」になることを指し示しているのではないかと考えられます。
新型コロナウイルス感染症など辛い事ばかりではありますが、必ずいつかは終息に向かいます。3つの密を避けるとともに、咳エチケットや手洗いの実施などの感染防止を徹底し、2021年は大きな希望あふれる年になることを願いたいと思います。