2020-12-04
冬に感染症が流行するのは何故?
国内では新型コロナウイルスの感染が拡大していますが、冬は感染症が流行しやすい季節です。
冬に感染症が流行しやすい理由として・・・
・気温と湿度がウイルスにとって最適な環境
温度16℃以下、湿度40%以下、はウイルスが長く生存できる。
・免疫力が低下しやすい
冬の寒さと外気の乾燥で体内の水分量が減少し、免疫力が低下する。
ウイルスの感染経路として・・・
・飛沫感染
感染した人の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込む。
・接触感染
手を洗わないまま、ドアノブやスイッチなどに触れウイルスに感染する。
・経口感染
汚染された食べ物、汚染された調理器具、調理者、配膳者の手指から、食べ物、口へとウイルスが運ばれる。
冬に流行する主な感染症として・・・
・インフルエンザ感染症
インフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症。
潜伏期間は1~3日、発症すると、38℃以上の高熱、頭痛、寒気、筋肉痛、関節痛、倦怠感、食欲不振などの全身症状がみられる。
全身症状の後は、鼻水、鼻づまり、喉の痛み、咳などの呼吸器症状がみられる。
・感染性胃腸炎
ノロウイルスなどの病原体を原因とする胃腸炎。
潜伏期間は1~2日、発症すると、激しい嘔吐、下痢、腹痛、37~38℃程度の発熱がみられる。
特に、インフルエンザは感染すると症状が強く辛いことと、感染力が強く集団の中であっと言う間に広まってしまいます。
従って、人からうつされないようにすること、人へうつさないようにすること、が大切になってきます。
マスクの着用や、うがい手洗いの徹底は勿論のこと、室内の加湿や換気、栄養バランスの良い食事、積極的な水分摂取、休養や睡眠をしっかりとって、感染症の予防に努めましょう。